日本には在来馬が8種類
与那国島では馬と一緒に海遊びができるちょっと変わったマリンアクティビティーがあります。その紹介は後ほど詳しく書くとして、、(笑)
はじめに与那国馬のついて簡単にご紹介いたします。
与那国馬は日本に8種類しか生息していない貴重な日本在来馬です。日本在来馬とは古くから日本に生息している馬種で海外の馬種と交配することなく現在まで日本で残っている馬種のことをいいます。簡単に言うとハーフ馬ではなく純日本馬!
与那国馬の他にも日本在来馬は北海道和種・木曽馬・野間馬・御崎馬・対州馬・トカラ馬・宮古馬がいます。
沖縄には2種類の日本在来馬が生息していますがその1種類が与那国馬です!!
与那国馬のルーツはハッキリとは分かっていませんが日本最西端である与那国島に生息し、他品種との交配や品種改良が行われることなく現在に至ります。日本の一番端っこにいたために何とも混ざらずに純与那国馬として生き残ってきたんですね〜。
日本に8種類しかいない在来馬のうち1種類が与那国島に生息しているなんてとてもとてもすごい!!(感動)
農耕や乗用などに大活躍な与那国馬
与那国馬は、昔与那国島の人々にとって欠かせないパートナーとして共存していました。畑を耕すサポートをしたり、米やサトウキビなど重たい荷物を運んだり、交通の手段としても与那国馬はおおいに活躍していたそうです。
一家に1〜2頭のが当たり前であった時代に馬の飼い主は、自分の馬を区別するため「ウブガイ」と呼ばれる木製の頭絡を自作してつけたり、馬の耳に「耳印」と呼ばれる切り込みを入れたりしていたそうです。
与那国馬絶滅危機
時代が進むにつれて農機具や自動車の普及により与那国馬は役割を失い徐々に人々の暮らしから離れていきました。その影響もあり一家に1〜2頭が当たり前だった時と比べると1975年には59頭まで減少してしまいます。
それに危機を覚えた島民たちは同年に与那国馬保存会を設立し与那国馬の減少を食い止めるため様々な取り組みを始めます。その甲斐もあって2018年には約130頭までに回復しました!(すごい!)
ちなみに与那国馬の特徴として、体高は約110cm~120cmあります。あの有名な競走馬ディープインパクトの体高は164cmなので与那国馬はとても小さいことがわかります。また、性格はおとなしくて人懐っこくとてもお利口さんなんですよ〜。
現在は島内の東崎周辺の東牧場や西崎灯台周辺の南牧場で放牧されています。牧場周辺を車で走ってみると与那国馬たちが車道を横断したり、しまいには通せんぼしたりとまさにサファリパーク並みのアクティビティーな体験ができますよ♪
みんなに愛されまくりの与那国馬
さて、お待ちかねの与那国馬とふれあえる情報を紹介したいと思います!
小さくておとなしくて人懐っこい与那国馬と戯れたい!!とお思いの方もいるのではないでしょうか?
与那国馬は島内の牧場で完全放し飼い状態で放牧されているため車を走らせれば近くで可愛いお馬さんたちを眺めることができます。あまりの可愛さに触れたい、乗ってみたいという感情が湧き出てくるとは思いますが放牧されている与那国馬はれっきとした野生の馬であるためいくら温厚な性格だからとむやみやたらに触れることはかなり危険な行為です。
安全に乗馬体験ができる「ヨナグニウマふれあい広場」で与那国馬と楽しくパカラッパカラッ♪してみませんか?(ページ下部に情報記載↓)
アイランドホテル与那国HPより
ヨナグニウマふれあい広場さんのホームページを拝見すると乗馬メニューが豊富にありトレッキングコースが11コースもありました!!与那国島の自然を与那国馬に揺られながら堪能できるなんて贅沢すぎや〜、、
さらに暑い時期限定で与那国馬と一緒に海水浴が楽しめるそうな!!
与那国馬と思う存分ふれあってたくさんの癒しをもらいたいですね〜。
【住所】:沖縄県八重山郡与那国町与那国4022-179
【アクセス】:与那国空港から 車で約 10分/久部良港から車で約 5分
【乗馬受付時間】:10時00分~12時00分/15時00分~17時00分(季節変動あり)
【騎乗体重制限】:75kg以下(ヨナグニウマは小柄な馬の為)
【URL】:https://www.yonaguniuma.com/